製品説明
高剛性に優れたスチールハニカム光学定盤と従来の高性能三次元空気ばね方式に加え、新開発の「チューンド・マス・ダンピング構造」を採用し、最高レベルの除振性能を実現。床からの振動はもちろん、定盤上で発生する振動も減衰させることができ、100 〜1000 Hz の周波数帯域で複数存在するピーク共振点を0.01 μ m/N 以下に抑える。定盤を叩いても、
振動が吸収され「ゴツ」という響かない重低音になるのが特徴だ。
定盤内部の上面から下面まで、一切つなぎ目のない一枚のスチールハニカムと、各部品の接合には完全硬化型の接着剤を用いることで高剛性を実現。従来のアルミハニカム同士のスポット溶接や、高さ合わせのためにハニカム同士を上下につなぎ合わせた製品とは一線を画す。HD とJSD シリーズに採用したチューンド・マス・ダンピング構造（TMD）とは、補助質量とばね、およびオイルの組み合わせにより、定盤の共振の抑制に用いられる受動型制振器。曲げとねじれモードは、定盤の形状・寸法でまったく違った周波数で現れるので、それぞれ最適に調整
されたTMD の設計がなされる。なお、オイルは完全密閉されているので、漏れる心配はない。
特注サイズと異型、貫通穴加工など多彩なカスタムにも対応している。
