御社について教えてください。
3D プリント事業は本社でやっていて、割合は事業全体の 4 割強といった感じです。残りの約 6 割が鋳造で、こちらは小人数でたくさんの機械を1992 年に私の父親が会社を設立したのですが、その時の業種は保険代理店業、今の会社とは中味がぜんぜん違いました。私が使う設備型ビジネスですね。
保険代理店には様々なお客様がいらっしゃって、製造業のお客様やデザイナーのお客様もいらっしゃいました。その頃ですね、製造業もいいんじゃないかと思い、先ずは検品業務からスタートしました。当時は小渕政権の時代、経済状況が良くない時でしたが、新規性のあるテーマで申し込むと、長い期間で融資してくれるという補助制度があったんですね。そこに 3D プリントで応募したんです。今になって先見の明があったとか言われますが、当時は博打打ちなんて言われた事もありました。ただ、3D プリンタに特別将来性を感じていたという訳ではなかったんですね。この会社に入ったのは 25 歳の時です。3D プリント事業を本格的に始めたのも私が入ってからで、1999 年からスタートしました。その後、2004 年に代表取締役になって現在に至ります。
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